病気・怪我

いつ歩けるようになるか見当もつかないでござる

退院後は、週1でリハビリ、2週間に1回診察で通院して居ます。松葉杖必須。仕事は自宅なので通院以外は外に出ない引き籠もり生活です。酒も肴も通販で買えるので不自由はありません。便利な時代になったね。←酒さへ有れば良い奴にとってはな。

今日は診察とリハビリで病院へ行って参りました。手術から6週間で漸く大地を踏みしめる許可が下りました。まづは3分の1荷重です。骨折したほうの足に3分の1だけ体重をかけて歩く練習をします。ちなみに僕の体重はりんご3個分なので、りんご1個分の荷重をかけることになります。体重をかけ杉ないように気を遣うので、片足の時より進むのに時間がかかります。今後徐々に荷重を増やしていって、最終的にはデューク更家並に歩けるようになるのが目標です。

リハビリの鬼コーチから、家で筋トレの足の上げ下げを1日に何回しているか訊かれました。10回と正直に答えたら50回はやれとこっ酷く叱られました。次に訊かれたら嘘を吐こうと思います。

骨折入院日記(7)

ちゅーことで、2月16日に病室を移動しました。ナースステーションから最も離れたところにある模範患者が入る部屋です。朝起きれば患者同士で挨拶もするし、雑談もします。前に居た病室では考えられないことでした。そしていちばん驚いたのが、一日を通して誰もナースコールを鳴らさないのです。看護師をメスブタ呼ばわりする人も居ません。平和杉鱒。物足りません。部屋が変わればこんなにも雰囲気が違うのですね。

さて、膝を曲げられる装具を付けたので、リハビリでも膝の曲げ伸ばしの練習がはぢまりました。何週間も脚を固定して居たので膝や足首の関節が固まってしまって居るのです。筋肉も萎縮して居ます。これらを回復するのがリハビリの目的です。毎日リハビリ室に行って鬼コーチのレッスンを受けます。怪我人だとゆうのに、足首に重りを付けられて上げ下げさせられます。

医者が云うには、膝が90度曲がるようになれば退院だそうです。そして、初日に95度まで曲げた俺様。優秀です。一日も早く退院するため必死です。しかしその日は金曜日、魔の土日に阻まれ退院日が先延ばしになります。金曜日には90度以上曲がったことを先生に伝えたのに、火曜日に抜糸をすると云われます。恐らく月曜日は休み明けで先生も忙しいのでしょう。土日め。

そして2月20日火曜日、抜糸です。普通に病室のベッドに寝たままヤりました。麻酔とか無いです。縫い目によって、全く痛くなかったり、チクッとしたり、えぐるように痛かったりしました。えぐるようにとゆーか、えぐってたでしょ、先生。

抜糸後の傷跡が此れ。

グロ画像注意。←先に云え。わかりにくいけど、膝下の左右に切込みが入って居る感じです。

ちゅーことで2月21日、無事退院しました。トータル25日間の入院でした。目出度し目出度し。

骨折入院日記(6)

夜中にお隣さんが急変したことがありました。カーテン越しに引きつるような叫び声が聞こえたんです。これわもしかし鱈一大事なのでわないか。代わりにナースコールをしてあげるべきか。でも、ちょっとした痛みで大声を出す人も居るし、悩みます。

すぐに異変に気付いた看護師が駆けつけました。僕からは音しか聞こえないのだけれど大変な事が起きているのはわかります。何人もの看護師が駆けつけて、何か処置をしています。患者に取り付けられた機械はピコンピコンと音を鳴らしていますが、たまにビービーヤヴァそうな音が出ます。患者は暴れています(見えないけど)。血しぶきが飛び散ります(見えないけど)。まるで救命病棟24時です。不謹慎ながら枠々してしまいました。

しばらくして、患者は病室の外へ運ばれていきました。他に空いている病室は無いはづなので、廊下で処置をしているのでしょうか。同室の我々への気遣い鴨知れませんが、今更寝れねえよ。遠くから声が聞こえます。医者がやって来て看護師と言い合いをしています。看護師の判断ミスで初動対応を誤ったのでわないか的な事。今其れはいいから、お爺ちゃんを助けてあげて!

其んな此んなで、お爺ちゃんは一命を取り留めたようです。元の病室には戻ってきませんでした。重症の患者や手のかかる患者はナースステーションの近くの病室に入るのです。こんな感じの病室の引っ越しはよくあります。空いた隣のベッドには誰が来るのだろう。またもや認知症のお爺ちゃんでした。ちゅーか、病院には大体お爺ちゃんしか居ません。

2月16日、僕は一人でトイレに行けるようになっていました。だからなのか、とうとう僕も病室を引っ越すことになりました。ナースステーションからいちばん遠い部屋です。そしてその部屋で驚きの光景を目の当たりにしたのです。つずく。