抜釘入院日記(1)

拝啓 風花舞う向春の砌、冬将軍が過ぎるのを待ちながらペンを執っています。皆様におかれましては益々御健勝のこととお慶び申し上げます。

ちゅー訳で、2月5日から抜釘手術のために入院し、9日に退院して、今この日記をしたためてをります。IT技術の進歩した今日、入院ちうのベッドで書(や)ることも可能だったのですが「日記は酒を呑(や)りながら書(や)るべし」といふ古の教へに従って、本日のご報告となりましたことをお詫び申し上げます。アーメン(またはエイメン)。

2度目の入院&手術なので余裕をぶっこいて居たのですが、前日の夜になって急にそわそわ不安に成って参りました。自づと酒も進んでしまうのですが、もう術前の検査は済んでいるので思う存分アレしました。

2月5日14時からの入院です。ナースステーションから2番目に遠い病室でした。良かった、優良患者抑留される部屋です。レンタルの寝巻きに着替えれば、患者モードのスイッチが入ります。ベッドに横になり、窓の外を見て最後の一葉を探します。見つかりません。←4階ですよ。ハッ!4・・・・死!

久しぶりの通院

拝啓 お正月の喧騒も過ぎ、ベランダのシクラメンが鮮やかに咲く中でペンを執っています。皆様におかれましては、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、5ヶ月鰤に病院へ行って参りました。今回は抜釘手術の日程を決めることになってをります。抜釘手術とわ、骨折箇所を固定するために体内に入れているボルトやプレートを取り出す手術のことです。

まづわ、いつも通り再来受付機で手続きを済ませてからレントゲン撮影へ。次に診察の順番待ち。予約時間通りに行っても小一時間程待たされます。手術が可能かどうか、レントゲン写真だけではわかりにくいとゆうことで、CTで記念撮影することに。きゃー、被曝します。

CTが終わって、また診察の順番待ち。小一時間程待たされます。手術OKをいただきました。ただし、1年前の血液検査の結果を見る限り、肝臓関連の数値が良くないので麻酔医が嫌がるかもしれないとのこと。と脅されながら、術前検査へ。血液検査、心電図、胸部のレントゲンです。

そしてまた診察の順番待ち。3回目の小一時間です。もし血液検査の結果が悪かったら、禁酒宣言をしなければならないと絶望の淵を彷徨いながら待ちます。結果、肝臓関連の数値は基準値内でした。はい、今まで通り呑み続けます。呑んでも良いのです。科学的な裏付けがあるのです。医者がそう言って居ます。←言ってません。

ちゅーことで、2月5日に入院、6日に手術とゆーことに成りました。

敬具

いつ歩けるようになるか見当もつかないでござる

退院後は、週1でリハビリ、2週間に1回診察で通院して居ます。松葉杖必須。仕事は自宅なので通院以外は外に出ない引き籠もり生活です。酒も肴も通販で買えるので不自由はありません。便利な時代になったね。←酒さへ有れば良い奴にとってはな。

今日は診察とリハビリで病院へ行って参りました。手術から6週間で漸く大地を踏みしめる許可が下りました。まづは3分の1荷重です。骨折したほうの足に3分の1だけ体重をかけて歩く練習をします。ちなみに僕の体重はりんご3個分なので、りんご1個分の荷重をかけることになります。体重をかけ杉ないように気を遣うので、片足の時より進むのに時間がかかります。今後徐々に荷重を増やしていって、最終的にはデューク更家並に歩けるようになるのが目標です。

リハビリの鬼コーチから、家で筋トレの足の上げ下げを1日に何回しているか訊かれました。10回と正直に答えたら50回はやれとこっ酷く叱られました。次に訊かれたら嘘を吐こうと思います。