入院

骨折入院日記(7)

ちゅーことで、2月16日に病室を移動しました。ナースステーションから最も離れたところにある模範患者が入る部屋です。朝起きれば患者同士で挨拶もするし、雑談もします。前に居た病室では考えられないことでした。そしていちばん驚いたのが、一日を通して誰もナースコールを鳴らさないのです。看護師をメスブタ呼ばわりする人も居ません。平和杉鱒。物足りません。部屋が変わればこんなにも雰囲気が違うのですね。

さて、膝を曲げられる装具を付けたので、リハビリでも膝の曲げ伸ばしの練習がはぢまりました。何週間も脚を固定して居たので膝や足首の関節が固まってしまって居るのです。筋肉も萎縮して居ます。これらを回復するのがリハビリの目的です。毎日リハビリ室に行って鬼コーチのレッスンを受けます。怪我人だとゆうのに、足首に重りを付けられて上げ下げさせられます。

医者が云うには、膝が90度曲がるようになれば退院だそうです。そして、初日に95度まで曲げた俺様。優秀です。一日も早く退院するため必死です。しかしその日は金曜日、魔の土日に阻まれ退院日が先延ばしになります。金曜日には90度以上曲がったことを先生に伝えたのに、火曜日に抜糸をすると云われます。恐らく月曜日は休み明けで先生も忙しいのでしょう。土日め。

そして2月20日火曜日、抜糸です。普通に病室のベッドに寝たままヤりました。麻酔とか無いです。縫い目によって、全く痛くなかったり、チクッとしたり、えぐるように痛かったりしました。えぐるようにとゆーか、えぐってたでしょ、先生。

抜糸後の傷跡が此れ。

グロ画像注意。←先に云え。わかりにくいけど、膝下の左右に切込みが入って居る感じです。

ちゅーことで2月21日、無事退院しました。トータル25日間の入院でした。目出度し目出度し。

骨折入院日記(6)

夜中にお隣さんが急変したことがありました。カーテン越しに引きつるような叫び声が聞こえたんです。これわもしかし鱈一大事なのでわないか。代わりにナースコールをしてあげるべきか。でも、ちょっとした痛みで大声を出す人も居るし、悩みます。

すぐに異変に気付いた看護師が駆けつけました。僕からは音しか聞こえないのだけれど大変な事が起きているのはわかります。何人もの看護師が駆けつけて、何か処置をしています。患者に取り付けられた機械はピコンピコンと音を鳴らしていますが、たまにビービーヤヴァそうな音が出ます。患者は暴れています(見えないけど)。血しぶきが飛び散ります(見えないけど)。まるで救命病棟24時です。不謹慎ながら枠々してしまいました。

しばらくして、患者は病室の外へ運ばれていきました。他に空いている病室は無いはづなので、廊下で処置をしているのでしょうか。同室の我々への気遣い鴨知れませんが、今更寝れねえよ。遠くから声が聞こえます。医者がやって来て看護師と言い合いをしています。看護師の判断ミスで初動対応を誤ったのでわないか的な事。今其れはいいから、お爺ちゃんを助けてあげて!

其んな此んなで、お爺ちゃんは一命を取り留めたようです。元の病室には戻ってきませんでした。重症の患者や手のかかる患者はナースステーションの近くの病室に入るのです。こんな感じの病室の引っ越しはよくあります。空いた隣のベッドには誰が来るのだろう。またもや認知症のお爺ちゃんでした。ちゅーか、病院には大体お爺ちゃんしか居ません。

2月16日、僕は一人でトイレに行けるようになっていました。だからなのか、とうとう僕も病室を引っ越すことになりました。ナースステーションからいちばん遠い部屋です。そしてその部屋で驚きの光景を目の当たりにしたのです。つずく。

骨折入院日記(5)

手術後2日目で麻酔を抜きました。徐々に自分の足の感覚が戻ってきます。入院生活にも慣れ、スマホでゲヱムをするくらいの余裕はできました。

転院して、前の病院よりは静かだと最初は思って居ましたが、隣の御爺さんはナースコールが何処に有るか分からなくなって大声を出すし、斜向かいの御爺さんは10分おきにトイレに行きたがるしで、其れなりに騒がしかったです。

2月10日から12日は3連Qでした。皆様は如何御過ごしでしたか。入院患者にとって休日とゆうのは無駄な時間以外の何物でもありません。医者は休むしリハビリも休みだしで、退院へ向けてのいろんなことがストップします。土日祝日がなければ、あと1週間早く退院できたのでわないでしょうか。

2月15日木曜日、シーネを外して装具を付けることになりました。これで膝を曲げることができるように成増。膝の絆創膏を剥がして、はぢめて手術の傷跡を見ました。写真を撮り忘れたのでイメーヂ画像でどうぞ。

なを、フランケンシュタインとゆうのは博士の名前であって怪物の名前でわありません(お婆ちゃんの知恵袋)。そして、装具を付けた様子が此れです。

此の装具、弐萬伍阡圓もするんですよ。保険が適用されて七阡伍百圓の負担とは云え、高い買い物です。次に骨折した時にまた使えるので、大事に保管してをきたいと思います。