敷金返還

敷金返還戦争(16)〜大団円〜

前回,大家氏の留守電に至急連絡するようにとメッセーヂを残したのですが,いつまで待っても連絡がありません。で,待ちきれづファックスを送りました。苛立つ気持ちを抑えて冷静に紳士的に言葉を選んで送信文を考えます。途中,ウッカリ「お振り込みありがとうございました」等とお礼を述べてしまいそうになりながら,思いとどまります。振り込みを確認したことと訴訟費用8,400円を追加で請求する旨の文章を書き上げて,領収書を張り付けて送信しました。一昨日のことです。

そして今日,大家氏から訴訟費用が振り込まれてをりました。マーヴェラス!そう言わざるを得ません。8ヶ月間,長い道のりでした。でも何もしなければ敷金は戻ってこなかったのですから,やった甲斐はありました。

あとはこの敷金の半分を妹氏に呉れなければならないのですが,其れはまた別のお話。

(をわり)

敷金返還戦争(15)〜司法民営化について〜

訴訟費用についてイロイロ調べてみたところ,印紙代や切手代はもちろんのこと交通費,日当,書記料なども訴訟費用に含まれるといゆことが判明しました。民事訴訟費用等に関する法律とゆうのがあるのです。近頃は何でも法律で決まって居るのですね。ケツの拭き方に関する法律が制定されるのも時間の問題でしょう。

で,日当とゆうのは仕事が忙しいのに平日の昼間っから出廷させられることへの手当てみたいなものらしいです。これは1日あたり3,950円と決まって居ます。俺様の日当はそんなに安くありませんがッ!書記料とは訴状その他諸々の書類を書く手間賃みたいなものでしょうか。書記料まで貰えるとわゴルバチョフもびっ栗です。

ただし,そうゆう細々とした費用を請求するには裁判所に訴訟費用額確定処分の申立てとゆうのをしなければならないらしいのです。そんなこと裁判所は教えてくれません。それでいて判決には「訴訟費用は被告の負担」などと他人事のように書いてあるのです。全くもって不親切です。裁判所は民営化しろ。

で,わざわざもう1回裁判所まで行くのも面倒なので領収書のある印紙と切手代だけ負担してもらうことで大家氏に了解してもらおうと考えてをります。

ここまで調べたところで,しばらくの間行動を起こすのを忘れてをりました。判決が出て気が緩んで居たのでしょう。やっと昨日になって大家氏に電話をすることを思い立ったのですが,あいにく風邪をひいて熱がボーボーだったので断念しました。皆様,季節の変わり目の床寝には気をつけましょう。そして今日です。

僕は仕事柄,毎日自分の銀行口座の出入金を確認するのですが,なんと今日16萬5187円の振り込みがッッ!悪徳大家め,訴訟費用を無視して敷金だけ返してきやがりました。こちらがモタモタして居たのも悪いのですが,訴訟費用が分からなかったらテメーから連絡してこいよ,負け犬がッ!(勝訴して天狗になって居る人談)

早速,抗議の電話を申し上げましたが案の定宍戸錠,留守電でした。

(つずく)

敷金返還戦争(14)〜鞭打ちプッチンプリン〜

判決文が郵送されてきました。紙ペラ3枚しか入ってないのに,1,040円分も切手が貼ってありますよ。特別送達氏は豪華ですね。

   主 文

  1. 被告は,原告に対し,16万5187円を支払え。
  2. 訴訟費用は,被告の負担とする。
  3. この判決は,第1項に限り仮に執行することができる。

(以下省略)

えーーーーーーーーーーーーーー。この前言ってたのと金額が違うぢゃん,おっさんよ。←裁判官に失礼です。なぜかこちらの請求通りの判決になってをりました。もしかして裁判官氏,家に帰ってビールでも呑りながらもうちょっとちゃんと審理すればよかったなぁなんて後悔したのでしょうか。

それにしても「16万5187円を支払え。」とゆう言い方は如何なものかと思います。「支払ったらどう?」くらいのニュアンスでいいのでわ。でも僕が出した訴状にも「次の金員を支払え。」と書いてありました。 僕がそう言ったのではなくて最初から印刷してあるんですよ。こんな言い方をしたら余計に人間関係がギクシャクしてしまうのではないかと日本の裁判制度に物申したい気持ちです。

それから気になるのは,いつまでに支払えってことが書いてないんですけど,ちゃんと振り込んで呉れるのだろうか。訴訟費用がいくら掛かったか大家氏は知っているのだろうか。印紙2,000円と切手6,400円を最初に支払ったんですけど,切手代も訴訟費用に含まれるのだろうか。

振り込みが完了するまで安心できません。

(つずく)