BizSTATION Light で明細照会ができるようになる

    銀行のイメージ

    弊社でも利用中の三菱UFJ銀行の簡易版法人向けインターネットバンキング BizSTATION Light入出金明細の照会ができるようになります。

    BizSTATION Light は使えない子だった

    三菱UFJ銀行の法人向けインターネットバンキングは BizSTAION とその簡易版の BizSTATION Light があります。

    BizSTATION Light は無料で利用できる代わりに一部の機能が制限されています。なんと、この BizSTATION Light は入出金明細の照会ができないのです。いちばんよく使う機能が制限されているということで、利用者からは不満の声が多かったようです。

    BizSTATION から Light に乗り換えたけど、明細照会ができるのは利用開始後90日間のみでその後は明細が見られなくなることを知って、また BizSTATION に戻った会社もあるのではないでしょうか。

    BizSTATION Light で入出金明細照会ができるようになる

    その BizSTATION Light で2022年2月28日から入出金明細の照会ができるようになります。

    三菱UFJ銀行は1月18日付けで次のような文書を発表しました。

    デジタルチャネルのご利用促進に向けた取り組みおよび手数料の新設について

    ここにあるように、取引のペーパーレス化を推進していくにあたって、紙通帳を有料化し、オンラインの明細照会機能を強化するということですね。

    個人利用者の場合は、照会可能期間がこれまでの2ヶ月から25ヶ月に拡大されるようです。Eco通帳(オンライン通帳)の利用者ならば最長10年です。

    法人の場合は、BizSTATION Light での照会がこれまでは利用開始後90日間のみだったのが、ずっと利用できるようになるということですね。照会可能期間については明記されていませんが、BizSTATION と同じならば期間の制限はないはずです。

    紙通帳の手数料

    話は逸れますが、2022年4月1日以降に口座を開設する場合、紙通帳利用手数料が毎年550円かかります。

    個人ならばEco通帳を利用することで手数料を回避することができるのですが、法人はEco通帳を利用できません。4月1日以降に口座を開設する法人は必ず紙通帳利用手数料を負担することになってしまいそうです。

    BizSTATION から BizSTATION Light に乗り換えるべきか

    さて、現在 BizSTATION を利用中の法人は Light に乗り換えるべきなのでしょうか。BizSTATION と BizSTATION Light の違いを比較してみましょう。

    BizSTATIONBizSTATION Light
    利用料1,728円/月無料
    残高照会利用可利用可
    明細照会利用可利用可
    (2月28日から)
    振込・振替利用可利用可
    ペイジー収納利用可利用可
    利用者ID登録可能数1,000件2件
    口座登録可能数100口座2口座
    スマートフォンアプリ利用可利用不可
    サービスの追加総合/給与振込サービス
    振込送金 組戻し・訂正サービス
    外為サービス 等
    利用不可

    小さな会社ならば BizSTATION Light でも問題ないのではないでしょうか。気になるとすれば、スマホアプリ給与振込ですかね。しかし、給与振込は別途月額3,300円かかりますから、中小企業は利用していないでしょう。

    というわけで、BizSTATION Light に乗り換えたほうがいい会社はたくさんあると思いますが、三菱UFJ銀行はこのことをあまり積極的に告知していません。

    一足早く Light に乗り換えた弊社ですが、ログイン後の画面には次のような表示が。

    BizSTATION Light のログイン後画面

    明細照会は2022年1月18日にてお試し期間が終了しました。引き続き明細照会をご利用になりたい場合は、BizSTATION(有料)へのステップアップをお申し込みください。

    もうすぐ無料で明細照会ができるようになるって教えてくれてもいいのに。ねー。

    BizSTATION Light に乗り換える方法

    BizSTATION から BizSTATION Light に乗り換えるには、まず BizSTATION Light を新規申し込みしてから BizSTATION を解約します。いずれも申込書のPDFを紙にプリントアウトして郵送する必要があります。

    こちらのペーパーレス化も早く進めてもらいたいですね。

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