抜釘入院日記(3)

    拝啓 梅一輪一輪ほどの暖かさと古句に申しますが、春の待ち遠しい時節となりました。皆様におかれましては日々お元気でお勤めのこととお慶び申し上げます。

    手術後は松葉杖を使わなければならない鴨知れない等と脅されていたのですが、翌日からすぐに杖無しで歩くことができました。そして、抜糸前の手術跡をようやくお見せすることができます。御覧あれ。

    1年前は黒くて太い糸でガシガシ縫ってる感じだったのですが、今回は何か違います。縫い目が爽やかです。主治医が途中で変わったのですが、先生によって縫い方も違うのでしょうか。

    入院4日目、僕は翌日に退院を控え暇を持て余して居ました。お隣さんは今日が手術だったらしく、戻ってくるとづっと吐き気を催しています。カーテン越しにヲヱヲヱ言って居るのが聞こえます。全身麻酔の影響らしいです。それから、尿道カテーテルについて文句を言っていました。詰まっているのではないか、こんなのではできない、トイレに行きたい的なことを言って居ます。1年前の僕は此れを大絶賛して居たのに(骨折入院日記(4))。人それぞれですね。

    ちゅー訳で、無事、抜釘手術を終え退院いたしました。いえい。

    敬具

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