裁判当日です。13時30分からなのですが,その前にいろいろヤボ用を済ませたかったので,7時半起き8時半出発です。見たいテレヴィがある時以外で目覚まし時計で起きるのは何年鰤でしょうか。
裁判所に着いたのがチョト早かったので,近くのコンヴィニで酒という名の名も無き飲料を買って呑みます。10分前になって裁判所に入りました。法廷に入って自分の順番が来るまで傍聴席で待つとゆうスタイルでした。こんなことならもっと早く入ってればよかったです(酒の持ち込み可なら)。ちょうどよその人の裁判をやってる途中でした。テレヴィで見るのと同じセットで,なにやら物々しい雰囲気なのでこれは通常裁判なのでしょう。少額訴訟は丸いテーブルを囲んで和やかに進められます。
傍聴席には他にも何人か居ましたが大家氏はまだ来ていないようです。裁判風景をボーッと眺めているうちに終了し,僕の名前が呼ばれました。
係の人「次は敷金返還請求事件の原告かわさん。」
かわ 「はい。」
係の人「被告の大家さん。」
謎の人物「はい。」
きゃー。隣に座ってたおっさんが返事しました。2〜3回しか会ったことがなかったので顔を忘れてました。敵は身近なところにいるものです。
係の人「でわ,こちらの席に座ってください。」
なんとさっきまでやってた裁判のセットそのままです。丸いテーブルでやるんじゃないのでしょうか。これってテーブル四角いぢゃん!僕は完全にヤル気喪失です。嗚呼,憧れの白い丸テーブル・・。←色は勝手な妄想です。
まづは形式的な事実確認からです。退屈です。途中で裁判官がボソッと言いました。
裁判官「大変なので,内容のひとつひとつを細かくはやりませんから。」
かわ心の声(えーーーーーーーーーー!!)
細かい審理はしないとゆうことでさらにヤル気喪失です。嗚呼,白い丸テーブル・・。
裁判官「これだったら大体9〜10萬くらいの返還でどうでしょう。」
大家氏「それでいいです。」
かわ 「イヤです。」
そりゃイヤでしょう。大家の言い分に近い判決じゃ。
裁判官「なら,いくらならいいの?」
かわ 「少なくとも15萬。」
裁判官「15萬かぁ。それはちょっと・・。」
かわ 「クリーニング代は,なぜ私が負担しなければならないのでしょう?」
裁判官「これはねぇ,一般的には貸主負担なんですよ。」
大家氏(黙ってうなづく)
裁判官よ,解ってんじゃん。ちゃんとやろうぜ。僕が言わなければ何もしないつもりなのでしょうか。
かわ 「CF張り替えは,4年間住んでいたので最大でも40%負担。入居時に新品ではなかったのでそれ以下になるのでわ?」
裁判官「まぁまぁ,そうゆう細かいことをやるとキリがないので・・。」
ああ,ダメだ。やってくれないんだ・・。
裁判官「壁紙は特に破けたり,そうゆう大きな破損はなかったんでしょう?」
大家氏「はい。」
おやおや。こちらが汚したことを認めてるのに,キレイに使ったことになっちゃいました。大家氏はおとなしい人のようです。かわいそうになってきました。
裁判官「この防水パンエルボってのは?」
大家氏「これは毎回確認してるんで,間違いなくあったんです。でもこんなものは別にいいです。こちらも証拠がありませんし。」
えーーーーーーー。大家氏よ,そんなに自分をいぢめないで!
裁判官「ぢゃ,15萬ってのもアレなんで14萬返還でどうでしょう?」
大家氏「それでいいです。」
かわ 「イヤです。」
最低でも15萬って言ってんだろうが。
裁判官「ぢゃ,間を取って14萬5000円ってのは?」
かわ 「イヤです。」
ハヅレの裁判官を引いてしまったようです。
裁判官「15萬でいいですか?」
大家氏「いいです。」
やっと15萬になりました。こんなの裁判じゃねえよ。
裁判官「ぢゃ,これで判決出しますよ?いいですね?」
かわ 「はい。」
大家氏「はい。」
裁判官「ホントにいいんですね?」
かわ心の声(聞くなよ。)
ここまでで30分くらい。もう決着がついたのにその後も裁判官は大家氏にイロイロ質問しています。時間稼ぎでしょうか。早く終わるとマヅいことでもあるのでしょうか。僕にはちっとも話しかけてくれません。おっさん同士で気が合うのでしょう。チッ!(ヂェラスィー)
裁判官「では,判決は1週間後です。」
えーーーーーーーー。当日じゃねえのかよ。なんだこのニセ裁判所は。とゆうわけで,一応勝利しましたがなんともスッキリしません。最初に僕が16萬と言っていたらそうなったのでしょうかね。
裁判所を出るとき,例の「勝訴」と書いた紙を持ってくればよかったなぁと後悔しました。そして最大の心残りは白い丸テーブル・・。
(つずく)
>裁判官「15萬でいいですか?」
>大家氏「いいです。」
>
>やっと15萬になりました。こんなの裁判じゃねえよ。
ワロタ
大家も裁判官もネタになるキャラですね
っていうかほんとに面白い!(インタレスティング)
ええ,僕のキャラが霞んでしまったことが悔しくて仕方ありません。