マルチ商法

また、妹がマルチに手を出した

母の小旅行

マイ母が高校時代からの友人Aちゃんと、長野のマイ妹のところへ遊びに行くことになりました。母はあまり乗り気ではない様子でしたが、なぜかAちゃんが行きたがったそうです。ホントになぜ。

一泊の小旅行から帰ってきた母は、何やら怪しいドリンクを持ち帰りました。

妹からタダで貰ったそうです。母は「ナントカ賞を受賞したすごいドリンク」だと熱心に説明してくれます。一緒に行ったAちゃんも欲しがって、Aちゃんは15,000円で妹から購入したそうです(どういうこと?)。その名は「オートファジードリンク ザ・ジオ」

怪しい。すごく怪しい。

オートファジードリンク ザ・ジオについて調べる

怪しいと思ったら調べるぢゃないですか。

このドリンクを製造・販売しているのは株式会社ベネシードという会社でした。連鎖販売取引(マルチ商法)で商品を販売している会社でした。ほらね。

ベネシードの商品を販売するには、ディーラー(代理店)になって、毎月14,000円払って商品を仕入れる必要があるようです。ディーラーが新規ディーラーを勧誘してピラミッド型の組織を作っていく典型的なマルチです。

以前もマイ妹はマルチに手を出しているんです。その時は、説得したもののやめさせることはできず、結局どうなったのか分からぬまま、妹は実家に一度も帰って来ず、そして3年後のこれですよ。

とりあえづ、父と母に報告。Aちゃんには母が詫び電することに。妹には私くしが連絡することに。嗚呼、めんどくせえ。

妹に連絡

渋々、妹に連絡。この時、妹はもうマルチから抜け出せないと思っていたし、家族の縁を切る覚悟だったので、私のメッセージはだいぶ冷酷。

どう思います?この「心配してくれてありがとう」。絶対感謝してないじゃん。ウゼェなと思いながら言ってるのが見え見えなのよ。

私は完全に心を閉ざし、とても他人行儀な返信をします。

以降、返事なし。終了。

AIを駆使する俺

「オートファジードリンク ザ・ジオ」は定価25,920円で販売されています。製造原価がどれくらいなのか気になったので、Gemini氏に調べてもらいました。

ご提示いただいた公式サイトの情報や、一般的な健康食品・飲料の原材料市場価格(バルク相場)から推測すると、オートファジードリンク「ザ・ジオ」の1本(720mL)あたりの工場出荷ベースの製造原価(中身の原材料費+容器・パッケージ代+製造加工費)は、おおよそ500円〜1,500円程度に収まると推測されます。

ボッタクリですね。

そして、この商品のパッケージや公式サイトにある「ノーベル賞を受賞した云々」が優良誤認表示にあたるのではないかということも気になったので聞いてみました。

ご質問の通り、そのように感じられるのは非常に自然なことであり、消費者として極めて鋭く、正しい感覚です。

結論から申し上げますと、この製品の宣伝文句は**「法律(景品表示法や薬機法)にギリギリ違反しないよう、専門家が非常に計算して書いた『グレーゾーンの広告(権威の利用)』」**と言えます。

消費者から見れば「誇大広告(優良誤認)」と感じられる手法であり、実際に社会問題にもなっているマーケティング手法です。そのカラクリについて、法律と広告手法の観点から詳しく解説します。

(中略)

そもそも、オートファジー(細胞の自食作用)の研究でノーベル賞を受賞した大隅教授ご本人や、日本細胞生物学会などは、「オートファジーを利用した便乗商法・健康食品」に対して強い懸念と注意喚起を過去に何度も出しています。
現在の医学・科学において、「これを飲めば体内のオートファジーが都合よく活性化して健康になる」と明確に証明された市販の飲料やサプリメントは存在しません。

つーか、マイ母が言っていた「ナントカ賞」が「ノーベル賞」のことだとしたら、それくらい覚えられないものか。

マルチ商法とネズミ講

私はマルチ商法とネズミ講は同じだと思っています。ネズミ講はお金のやり取りのみだから違法、マルチ商法はお金と引き替えに商品やサービスのやり取りがあるから合法ということですが、問題はそこではないですよね。

どちらも、ピラミッド型の組織を作り、頂点にいるごく一部のずる賢い奴らだけが利益を得て、その他の大部分の馬鹿が搾取されるというシステムは同じです。この部分が問題なのに、なぜ合法なのか意味がわかりません。

政治がマルチ商法対策に及び腰な理由

なぜ厳しく法規制できないのか。それは、マルチ商法業界が政治家に対する献金やパーティー券の購入などを通じたロビー活動を行っているからだそうです。マルチで稼いだカネを政治家におすそ分けして大目に見てもらっているというわけですね。

日本保守党の北村晴男氏はマルチ商法企業・クオリア社の顧問弁護士だそうです。マルチ企業がギリギリ法律に違反しないよう助言をする、そういう仕事を国会議員がしているわけです。

参政党も党勢拡大にマルチ商法的な手法を使っていると言われていますね。だから支持者が馬鹿ばっかなのでしょう。

とりあえず解決?

そんなこんなしてるうちに、妹が「マルチをやめる」と母に電話で伝えたという情報が。まづ、俺に伝えろ。

どういう風の吹き回しか。連帯保証人を降りると言ったのが良かったのか。でも、実は連帯保証人って私の一存ではやめられないのよね。ハッタリが効いたでござる。ニンニン。←それはハットリ。

母は「嗚呼、ホッとした」と安心している様子。父は「本当にやめたかネットで調べられないの?」と、ネットなら何でもできると思ってるおバカ発言。

実は私も妹は嘘をついてると思ってます。さっきまで「ベネシードはマルチじゃないよ」と言っていた人が、なぜ急にやめるのか。マルチじゃないことを力説するフェーズが抜け落ちているのです。

馬鹿は嘘をつくのも下手なんだよな。

実の妹からマルチ商法に勧誘されるという悲劇

妹からマルチ商法に勧誘された

どうも、PDPDPことかわちゃんでーす。

妹からの電話

土曜の夜のことでした。私くしのスマホにマイ妹から着電。これはとてもめづらCことなんです。普段から電話で頻繁にやり取りをするような仲の良い兄妹でわありません。

マイ妹「明日帰省します。話があります。帰ってから話します。帰ることを母に伝えてをいてください。」

ということでした。なを、妹は長野で暮らしてをり、私くしはここで両親と実家暮らしをしてをります(ここってどこ)。こちらまでは車で3時間ほどかかります。

両親への報告と動揺

で、翌日曜日、私くしは今日の夜妹が帰ってくるらしいことと、なにか話があるらしいということを両親に伝えます。マイ両親は動揺します。わざわざ帰ってきてする話ってなんなんだということと、なぜ俺氏に電話をしたのかということです。

普通、帰省するならば家の電話に掛けてマイ母が応対するわけです。今考えると、妹は私くしに話があるから私くしのスマホに掛けてきたんですね。でも、私くしはそれをちゃんと理解できていなくて、家族になにか重大な話があって帰ってくるのだと思い込んでいたわけです。

で、実家3人組は大事な話の内容をいろいろと妄想し始めます。仕事がうまくいってないんじゃないかとか、結婚するんじゃないかとか。不安は募るばかりです。

今思えば、その程度で済んでれば良かったんだけどね!

妹到着

日曜日の夜遅く、妹が帰ってきました。私くしは自分の部屋に引き籠もっています。階下では妹と両親がなにか話していましたが、私くしは正直なところあまり興味がありませんでした。でも、両親が安心している様子を引き籠もりながらも感じ取ることができたので、そんな深刻な話でもなかったんだなとちょっとホッとしました。

なにもなさそうな月曜日

月曜日を迎え、みんなで昼ごはん。なを、私くしは昼に起きてそこから1日がはぢまります(どんな人なのかあまり詮索しないでください)。両親の顔はスッキリしていて、やはり大した話ではなかったんだろうなと安心します(ただし、どんな話をしたのかは聞かない)。

夕飯は焼肉でした。妹が帰ってきたときは高確率で焼肉になります。毎度父の提案です。何事もない一家団欒でした。私くしは、やはり大した話ではなかったんだろうなと安心します(ただし、どんな話をしたのかは聞かない)。

ただでは終わらぬ月曜日

私くしは一日の終わりに風呂に入ります。風呂から出たところで、妹に「ちょっといい?」と呼び止められます。そこで両親の老後のことなんかを話しました。介護が必要になったらどうしようとか、施設に入れるにしてもお金がないよね〜とか。離れて暮らしていてもちゃんと両親のことを気に掛けてくれているんだなぁと感心する兄なのでした。

そして悲劇は始まります。

「実は私、副業をしていて・・・」

これだったのか

マイ妹はその副業の素晴らしさを私くしに伝えるために帰省してきたのでした。

情報商材だから在庫を抱える必要がないとか、有名人もやってるから安心だとか、こちらが聞いてもいないことをペラペラと話し始めます。

俺氏「で、具体的に、何をするといくら貰えるの?」

妹氏「エート、それは説明するのが難しくて、エート・・・」

なんかもう、なんでしょう。この気持ち解っていただけますか。実の妹からマルチ商法に勧誘された兄の気持ち。

賢いとは思っていなかったけどここまで馬鹿だったのかという落胆。そして、親には言えないけど兄なら話に乗ってくれると思ったのか何なのか、私くしが馬鹿にされたような気分。両親の老後の心配、お金の心配の話は前フリだったということか。

兄として

妹はまだ話を続けようとしていましたが、私くしは席を立ちました。

俺氏「私はそれをやりません。そして、あなたもやめなさい。

私くし、今まで妹に向かって「〇〇しなさい」という命令形でモノを言ったことは一度もなかったと思います。かなり思い切ったことを言ったつもりです。そして自分の部屋に戻りました。

今考えると、もっと話すべきだったな、もっと強く止めるべきだったなと思います。でもあの時はあれが精一杯だったのよ。

部屋に戻って、いつもより多く酒を呑りました。

家族会議

翌昼起きると妹はもう居ませんでした。昼御飯の後に両親に昨夜の出来事を報告します。愕然とする老夫婦。ですよねー。

とりあえず、家族会議では次のようなことを取り決めました。

  • 母が電話をして説得を試みる
  • お金の無心があっても応じない
  • 家族の縁を切る?いやできないでしょ

これからの戦い

母が電話をして説得を試みましたが、妹氏は聞く耳持たずだったそうです。母が話している途中で電話を切られてしまったそうです。まあそうでしょうね。マインドコントロールされていると思うので。

というわけで、私くしにバトンが渡されました。あした、私くしが妹に電話をして説得しなければなりません。あーやだなー。なんて言えばいいの。

おわり